センターサークルのその向こう-サッカー小説-

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「サッカー全般コラム」アーカイブ

佐野弘樹、というサッカー選手をご存じだろうか。おそらく、ほとんどの人が知らない選手だと思う。だが、僕はこの選手がとても好きだ。

どこの選手かというと、専修大学。そう、昨年まで関東大学リーグ4連覇を達成した強豪大学サッカー部だ。といいながら、僕は専修大学サッカー部の試合を一度も見たことが無い。4年間、情報を追っていただけだった。一度は観戦に行こうと思っていたのだが、また今度~と言ってる間に4年が経ち、とうとう先日大学サッカーを引退してしまった。

昨日はミラノダービーでした。我らが長友は出たけど世界のHONDAが出なくて残念無念。で、フジテレビさんが生中継をしてくれたので試合開始から本当にワクワクしてみてたんだけど、なんというか・・・うーん・・・。つらい。見てるのがつらい。こんなにつらいことあるのかというぐらい見ててつらかった。ミランのサッカーがクズ過ぎる。こんなんじゃ本田が出ようが出まいがあんまり関係ないなとすら思った。本田がマラドーナだったら話は別なんだけど。マラドーナでもメッシでもないし。

というわけでご覧の通りナイジェル・デ・ヨングの1点でミランが勝利したわけだけど、どうにもねぇ・・・。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120703/scr12070318020001-n1.htm 
現役引退を表明したサッカー元日本代表MF藤田俊哉(40)が3日、都内で会見を開き、今後はオランダで指導者の道を歩む意向を明らかにした。日本協会の公認S級ライセンス取得後、来夏から日本代表DF吉田麻也が所属する同国1部リーグのVVVフェンロで新たなキャリアをスタートさせる。  

これはまた驚きました。
てっきり名波のようにしばらくは解説者に落ち着いて、ジュビロのアドバイザーにでもなるんだとばかり・・・。

いや、しかしタイプ的に名波のように思慮深いタイプでもなく、感覚肌な選手なので解説者向きではないのかもしれませんね。そして、ついにこの時が来たかと思いました。選手の欧州挑戦が当り前になってきて、マンチェスターUに行くような選手まで出てくるこの時代、監督だって欧州で活躍してほしいなと思っていました。その一番手は岡田武史監督だと思っていたのですが、まさか藤田俊哉がそこに挑むとは。

名波と、どちらが先にジュビロの監督になるんでしょうね。
サッカー観が似ている2人ですから、どちらかが監督、どちらかがヘッドコーチなんてのも良いかなと思います。
(上下関係的にうまくいかない気もしますがw)




http://www.sanspo.com/soccer/news/20120628/jle12062805030002-n1.html 

 J1磐田などで活躍した元日本代表MFで、昨季はJ2千葉でプレーした藤田俊哉(40)が27日、現役引退を表明した。7月3日に記者会見を開く予定。

 静岡県出身の藤田は清水商高、筑波大を経て1994年に磐田入り。3度のリーグ優勝などに貢献した。2001年にはJリーグ最優秀選手賞に輝き、ベストイレブンには3度選出された。

 03年にはオランダリーグのユトレヒトでプレー。日本復帰後はJ1名古屋やJ2熊本にも在籍し、昨季限りで千葉を退団していた。J1通算は419試合出場で100ゴール。日本代表では国際Aマッチ24試合出場で3得点を挙げた。


切ないですね。
名波を教祖と崇める自分にとって、そのパートナーだった藤田は、思い入れのある選手の一人です。

小野伸二も、中村俊輔も、中田英寿も、小笠原満男も、みんな好きでした。
中村憲剛も、本田圭佑も、遠藤保仁も、みんな好きです。
でも、藤田俊哉には、彼らにはない魅力があったんですよね。
何よりもその得点力。本田や中村俊輔にだって得点力はありますが、藤田の持つそれは異質のものだと思います。中盤の点取り屋といって差し支えないほどの得点感覚。いまもってJリーグのMFの通算得点記録としては藤田がNo.1です。

http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1data&g=j1_0&t=t_score&y=2012
 

信じられないですね。
身体が強いわけでもない、物凄くドリブルが上手いわけでもない、スピードがあるわけでもない、FKが上手いわけでもない、ミドルシュートが特別上手いわけでもない。そのスルスルっと抜けていく感覚、そして何よりも抜群のサッカーセンス。きっと、本当に「サッカーが上手い」というのは彼のような選手のことをいうのだと思います。

藤田に関しては以前にも書きました。

オシムサッカーを見ていると切なくなる。

最後に、藤田。
この人こそ、日本の宝の持ち腐れのまま現在に至ってしまった選手でしょう。いやあ、ほんと上手い。俊輔や小野のような、足元で球をこねて観客を沸かせるような選手ではない。でも、中盤で動き回り、狭い地域でも苦としないトラップ技術、そして中盤の密集地からスルスルっと抜けて、完璧なトラップからのゴール。年齢的な全盛期だったと思われる時に、代表にこの選手のポジションはなかった。そこには「ファンタジスタ型」の選手が一人入るだけで、他は職人達のポジションしかない。いまもって、この選手を世界に売れなかったのがとてつもなく悲しいです。走りながらのボールコントロールが本当にすばらしい。だから、密集地でも裏をかくプレーができるんでしょうね。森島や加藤望ほどの運動量はなかったけど、それでも日本人が愛してきた"ファンタジスタ"よりは数段上の心肺機能を持っていたと思います。


世が世なら、彼は 中盤の点取り屋として 日本代表でもっともっと活躍していたかもしれません。
それだけが、少し残念です。

藤田選手、お疲れ様でした。
素晴らしいプレーの数々、忘れません。
責任をもって語り継がせてもらいます。










いま、部屋に転がっていたこの本を改めて読んでいます。


名波浩対談集~日本サッカーが勝つためにすべきこと
名波 浩
集英社
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その中で、当時FC東京だった今野泰幸(現:G大阪、日本代表)とこんなやり取りがあります。
今野「アントラーズの選手に聞いても、リーグとカップ戦では全然(喜びが)違うって言いますもん」
名波「違うかなぁ・・・・」
※このあと名波は「ああ、ACLは違うかも」という主旨の発言をします
これ、象徴的だなぁと思うんですよね。
大概の選手やクラブはアントラーズと同じ感覚だと思います。
というか、クラブが勝利を目指すことを第一目的としている以上それが自然です。
おそらく強かった時の浦和レッズもそうじゃないでしょうか。

しかし、ジュビロの黄金期を築き、Jリーグ史上最強と謳われる名波はそういう感覚ではないようです。
ここからは推測ですが、あの当時のジュビロは「タイトルが欲しい」「優勝したい」ということが目的ではなく、あくまでも目” 標 ”だったのだろうなと。自分たちの成果をはかる指標として順位やタイトルがあって、その最良な結果が優勝であると。では、目的は何なのかというと「楽しく美しく強いサッカー」を実現、表現する事なのだろうと思います。つまり、勝利するためにサッカーをしているのではなく、楽しくて強いサッカーを実現するためにサッカーをしていて、その結果として勝利があるということなのかと。

だから、名波にとって優勝は「最高の結果」というだけであって、それがリーグなのかカップなのかはそれほど重要ではないのかもしれません。何よりも、楽しいサッカーを表現することこそが最高の喜びであり、目的だったから。確かに、彼らはタイトルの数で当時の鹿島に劣るかもしれませんが、その”語り継がれるほどの強さ”はジュビロにあったと思いますし、何よりも、彼ら自身が楽しそうにサッカーをしていたのを覚えています。

今もって、伝説のイレブンだったんだなと思います。




これはほぼ決まりなんでしょうね。
http://www.soccer-king.jp/news/italy/article/201206221111_morimoto_catania.html 

ノヴァーラとカターニアにより共同保有されていた森本だが、20日に両クラブが話し合った結果、カターニアが買い戻すこととなったという。カターニアから別のクラブへ移籍する可能性はあるものの、新シーズンは古巣で戦うことが濃厚となっている。なお、カターニアは森本の復帰に伴いGKトマシュ・コシツキをノヴァーラに放出するとのこと。


僕は、久保なきいま、森本こそ日本の大エースにふさわしいと思っています。怪我さえなければ・・・。日本人ストライカーとしてこれほどの才能を持つ男はそうそう現れないと思っていて、なんとか、代表に返り咲いて活躍して欲しいです。

森本については以前に書いています。

森本がいることの素晴らしさを。


今日は代表戦。森本に期待。

いや、本当にあのワンプレーはそれぐらい凄いんですよ。たぶん、森本が大久保や玉田と比べて足が速いかというとそんなに変わらないはずです。いや、もしかしたら50メートル走をしたら大久保や玉田の方が速いんじゃないかと思います。しかし、反射神経+三歩ダッシュをさせたらきっと森本の方が速いんだろうと思います。サッカーにおいて、そしてことFWにおいてはこれが大変重要。ほんのコンマ数秒の差なんですが、それだけで局面が大きく変わる。FWが仕事をするPA内というのは、ピッチ上で最もスペースがないところ。まあ、そりゃゴール前なんだから当たり前。その狭いスペースの中でタイミングをつくって、シュートまで持っていかなきゃいけないんだから大変。

すると、当然DFが邪魔をするのだけど、たとえばそれがコンマ何秒かDFより早く動けたら?そこには、ほんのわずかかもしれないけどスペースが生まれるんですよ。そのコンマ何秒が遅れたらシュートが打てない。例えば、ボクシングなんかで密着(クリンチ)されたら、強いパンチ打てないですよね。その時、一瞬、コンマ何秒か敵が密着する前に動けたら、パンチが打てたら、ダメージを与えられる。ほんのコンマ何秒か遅れるだけで、密着されてパンチが打てなくなる。


素晴らしいです。
狡猾に裏に抜けるスピードとセンスがありながら足元も悪くないし身体も弱くない。(怪我はする・・・)

ブラジル大会のエースストライカーとして期待しています。



イタリアvsイングランドはイタリアが勝ちましたね。
【イタリア、大会初の延長・PK戦を制して4強へ】
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/euro/12/headlines/20120625-00000032-goal-socc.html 


 正直、嬉しいです。
スペインvsイタリアをもう一度観たかったから。
結局引き分けだったけど、あんなに面白い試合久しぶりにみたというぐらい面白かった。

まるでウイニングイレブンやってるみたいなパス回しをするスペイン。
それに負けじと劣らず「まるでウイニングイレブンでちょっとパス回しは劣るけどなぜか強い人」 みたいなイタリア。
見ていて、凄く興奮しました。

スペインはその初戦でフェルナンド・トーレスの調子が今ひとつ(いや、ふたつか)だということもあり、盤石ではないのかなと思っていたのですが、いざやってみるとその後はやはり強い。決定力がなかろうがなんだろうが、それを超越する試合構成力のようなものがあります。そもそも、そう簡単にボールを取らせず、守備も強く、です。そして、大会前から絶好調だったフランスをまるで力で押さえつけるかのような試合を展開。サッカーは何が起きるかわかりませんが、それを踏まえて言うのならば、ちょっとポルトガルがスペインを抑えられるとは思えません。スペインは決勝に来る!と思います。

一方のイタリアはしんどいですね。
イングランドとの文字通り120分の死闘で中3日。ドイツのほうが休養が長いということもさることながら、イングランドというフィジカルに強い相手と戦ったあとにこれまた体格の良い選手が多く、勤勉なチームとやるのはかなり難しいことです。普通に下馬評を読めばドイツ有利でしょう。が、今回のイタリアには何かがあるような気がしてあなりません。戦術や戦略を超えた何か。それは”魂”に近いものなのかも。長年培ってきた伝統の守備力、センス、最後の最後は”やらせない”という相手の心を断つような守備が、いまのイタリアにはあるような気がします。それに加えて、攻撃力を身に着けてきました。なんとなく、その強さはドイツを上回る気がするのです。


個人的希望が入り込んではいますが、スペインvsイタリアの組み合わせになるんじゃないかなと思います。
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20120620-970300.html
なでしこの予想スタメンは、4-4-2のシステムで、GK福元、DF鮫島、田中、熊谷、有吉、MF宮間、高瀬、上尾野辺、安藤、FW丸山、大滝。18日の米国戦とは大きくスタメンが変更される予定だ。7月2日に発表されるロンドン五輪の登録枠は18人で、この試合が、最後の選考試合となる。

ずいぶんとスタメンを変えるんですね。
中1日なので当り前っちゃあ当り前なんですけど、コンディションや試合勘という意味では澤はピッチに立たせても良かったのでは?と思ったり。ベテランなので確かに披露のことは考えるべきですが、いまこの、五輪本戦まで1.5ヶ月?ぐらいある中では、いまは少し追い込んでもいいんじゃないかなーと。何より、緊張やコミュニケーション不足が見られるので、それを解消すべきかと思います。とはいえ、スウェーデンはかなりの強敵なので、変に出させて自信をなくさせるようでも困るので、出さないのもわかるのですけども。

 にしても、このスタメンはきっと厳しいだろうなと思います。とにかく、まずなでしこが勝つにはボールポゼッションをイーブン以上に持って行かないとどうしようもない。守備で相手を囲むためには変なボールの取られ方をすると大変危険だし、攻撃においても人数をかけて雪崩れ込むようなスタイルを取る場合、中盤でキープできないと攻め上がることができない。時間をきちんと丁寧に使えないと厳しい。

そう考えた時、中盤には少なくとも2枚は”キープできる人”がいないと、いまのなでしこは途端に厳しくなる。宮間がサイドにいようがセントラルにいようが、彼女一人だとなんとかパスを出す程度でその先で潰される。もう少しまわりがキープできると良いのだけど、宮間が大勢を立てなおす前にやられてしまう。これが、澤がいると全然違ったりする。二枚キープできるところがあるので、宮間→誰か→澤、もしくは澤→誰か→宮間と、澤と宮間が大勢を立てなおす時間を作りながらパス交換ができる。

たとえば澤がいなくても、大野がいれば、 パス交換をするタイプではないけど 彼女はドリブルでつっかけながらキープが出来る。 そうすると少しは安定する。当然、澤のために守備に力を割いている坂口も本来は攻撃的なセントラルMFなので、坂口がいるとまた違う(とはいっても、彼女は澤や宮間に比べると簡単にはたいてゲームを作るタイプなので、中盤でのキープとなるとちょっと難しいんだけど。他に二枚いればOK)。

このスタメンでどこまで持ちこたえられるか。
澤なしで、坂口なし、大野なしで、どれだけボールをキープできるか。

今日の鍵はそこだと思います。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/oly_20120618_01.htm
■試合後、宮間のコメント
ここ最近の試合だと2失点してしまった時間をしっかり抑えられていたんですけど。そこで失点してリズムを失ったことが影響したと思います。もっともっとできると思うので、五輪を前に悪いところが出たと前向きにとらえたいなと思います。言い訳を探すのは嫌なので。米国は中1日で同じ状況だと思うし、その中で今日は自分たちの良さが出せなかったんだと思います。ここまで来て2試合負けて帰るわけにはいかない。しっかり準備して次は勝ちたいと思います。 

■試合後、永里のコメント
立ち上がり、自分たちのミスから焦って失点してしまったことから、自分たちのリズムでゲームを運べなかったことが大敗の原因になったと思います。米国が前からプレッシャーをかけてくると、自分たちが焦ってミスが出てしまい、自信もなくなっていいリズムを作れなくなりました。米国がああいう形で来ると脅威だったと思います。(得点シーンは)ああいう形を狙っているので、練習通りです。 

■試合後、澤のコメント
久しぶりの代表戦だったんですが、米国が相手で圧倒されました。緊張してなかなか自分のプレーができず、チームとしても日本のプレーができませんでした。ふがいない結果になってしまいました。今日の試合をしっかりと受け止めて、次のロンドン(五輪)に向けてしっかり修正したいと思います。この1カ月半でコンディションを上げて、チームとしても自分としても成長できるように頑張りたいと思います。 

■試合後、佐々木監督のコメント
現状のプレーコンディションに尽きると思います。以前も米国にしてやられ、そこからはい上がりました。自分たちのウイーク(弱点)をすべて見させてもらったと。時間的にはまだあるので、足元を見ながらしっかり戦っていきたい。(ロンドン五輪に向けて)成長していかないと期待に応えることができない。今日は皆さんに失礼な試合を見せてしまい申し訳ない。これをきっかけに頑張っていきます。 

まれに見るひどい試合(笑)
立ち上がりに2失点したのは非常にまずいと思います。あの時間帯だと体力的なことは関係ないので。しかし、その後の2失点や試合状況は仕方ないのかなと。というのも、トップレベルの選手とは思えないほど疲弊していたので。近賀なんか最後ヘバリすぎてピッチに立ってるのすら信じられないぐらいのへろへろぶりでしたから(草サッカーとかではよく見るw)。

コンディション調整に失敗したのかな?と思ったんだけど(移動とか水分対策とか) 、佐々木監督のコメントを見ると、そうでもないようですね。ここらで一回目の底をつくっておいて、ここから徐々に上げていく(その中で上下動を繰り返す、最初の一番大きくて低いコンディションの”底”が今)のかなと思いました。

すると、ここのところずっと勝ち試合が続いていたなでしこジャパンですから、ここであえて負けておいてよかったのかなと思います。問題点を改善してもっと強くなれるし、本戦まで気を引き締めて、チーム一丸となってトレーニングができますから。

負けるのは、決して悪いことばかりじゃない。 

びっくりするぐらい久しぶりの更新です。
もうちょっとコンスタントに更新します・・・。
ユーロもアジア最終予選も書きたいですしねぇ・・・。(じゃあ書けよって話ですね)

  ▽GK 林彰洋(清水)、権田修一(F東京)、増田卓也(広島)、安藤駿介(川崎)

  ▽DF 徳永悠平(F東京)、吉田麻也(VVV)、実藤友紀(川崎)、比嘉祐介(横浜M)、大岩一貴(千葉)、山村和也(鹿島)、鈴木大輔(新潟)、吉田豊(清水)、酒井宏樹(柏)、浜田水輝(浦和)、酒井高徳(シュツットガルト)

  ▽MF 山本康裕(磐田)、清武弘嗣、山口蛍、扇原貴宏(以上C大阪)、村松大輔(清水)、水沼宏太(鳥栖)、東慶悟(大宮)、米本拓司(F東京)、茨田陽生(柏)、宇佐美貴史(ホッフェンハイム)、高木善朗(ユトレヒト)

  ▽FW 永井謙佑(名古屋)、山崎亮平(磐田)、大津祐樹(ボルシアMG)、斎藤学(横浜M)、大迫勇也(鹿島)、指宿洋史(セビリア・アトレチコ)、原口元気(浦和)、杉本健勇(東京V)、宮市亮(アーセナル)


OA枠以外は順当な人選、ですかね。
うーん、でもちょっと納得がいかないです。

吉田麻也がいるなら徳永悠平はいらないだろうと。
どちらかで良いと思います。

というより、「勝利と育成の両方を求められる」五輪では、単純に勝利だけを目指してもしょうがないと思うし、もとい、足りないポジションを埋めつつ、そのベテランの統率力、存在感によってU23の若手の活躍も促すという一挙両得を狙うべきだと思うのですよ。それを、それほど年齢が上ではない3人を選び、そのうえ2人は同じポジションというのはどうにも・・・。徳永はサイドバックもこなせますが、しかし両サイドバックはこの代表でも屈指のタレントがいるわけで、そこよりもっと補うところがあるだろうと。

何よりも、中盤に一人リズムコントロールができるベテランが欲しいと思います。
若いチームの宿命ではありますが、とくにこのチームはバタバタしてリズムコントロールができない。攻め急いだり、ゆっくり回し過ぎたり。扇原が注目されていますが、彼とてクローズアップされるのは縦パスのみ。中盤を制圧できるわけではない。そういう意味では遠藤はうってつけですがクラブ事情もあっていないのは仕方ない。しかし、何も遠藤だけではないでしょう。中村俊輔もいるし、小笠原満男もいます。A代表をあえて外しましたが、入れて良いなら中村憲剛もいます。チームに落ち着きをもたらし、その豊かな経験で若手をひっぱり、プレッシャーのかかる本大会で一枚岩になるためには、ベテランの統率力、コミュニケーション力が重要だと思います。。

また、仮にオーバーエイジに中盤を使わなかったとしても、鹿島の柴崎岳がいまもって呼ばれないのは理解に苦しみます。生で観戦したことが何度かありますが、彼のボールコントロール、中盤の狭いエリアで細かいタッチでパスをつなぐ能力はJリーグでも屈指のものだと思います。間違いなく、遠藤保仁のあとを継ぐのは彼だと僕は信じています。

あまり悪いことばかりは言いたくないし、応援はしたいのですが、この中盤で世界の大会で結果が出せるとは思いません。いままで一度だって、自分たちで試合をコントロールして勝った試合など無かったと思いますから。