センターサークルのその向こう-サッカー小説-

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サッカーコラム

高校サッカー。-準決勝-

本当は、まず神奈川代表:桐光学園から触れるべきなのですが、色々な想いが交錯しまとめるのに時間と根気を必要としそうなので後回し・・・。

というわけで、準決勝をTVで、決勝を生観戦行って来ました。

■準決勝
 神村学園 vs 作陽
 

神村学園は我が神奈川代表:桐光学園を退け、星陵高校をも退け国立への切符を手にした高校なので、晴れて国立の舞台にたった4チームの中では一番情報をつかんでいるチーム。まあ、生で見てきていますかね。

作陽高校は、前評判で「どうやら今年はかなり強いらしい」という情報をチラっとGET。エルゴラなのか、サカマガなのかその他の情報誌なのかサッパリ覚えていないが、チラっと見ただけでもある程度頭に情報が残るのは自分の長所であり、こういう時ラッキーだと感じる(笑)「野村IDサッカー」と勝手に名づけられたそのチームは、選手個々の能力も決して低くは無いが最も恐るべきは監督の組織戦術だという記述もその時に見ていましたね。

試合開始前から「この雨は神村には不利だろうな」と思っていざ試合を見るとやはりそのとおり。ただ、作陽も組織ベースとはいえポストプレイを基本にショートパスを繋ぎ、走りながらスペースを見出すサッカーという情報もあったはずなので、大雨コンディションは神村の方に若干不利なのかなという戦前の予想だったのだけど、蓋を開けてみればなるほど、確かに作陽の監督は理論派らしい。サイドバックを引っ込め、ショートパスは多用せずに前線のポスト役に浮き球を当てるサッカーを展開してきた。

必ずそうするべき、とまでは言わないけれど大雨コンディションの試合は効率性の低いプレーは避け、浮き球を中心に前線へ放り込む方がコストパフォーマンスがいい。雨の中のきついランニングも減るし、まずい位置でボールを奪われるリスクも大幅に軽減する。そして、スリッピーなピッチ&鈍重なボールは守備者の予測を裏切る動きをしやすく、事故が産まれやすい。FKなんかが取れれば、晴れた日の試合に比べると格段に儲けものというものですね。

また、実際に生で見た感想からすると神村学園はその攻撃力に比べて守備力は見劣りするものがあると思う。チーム自体が攻撃的なのも手伝って、全員が攻撃に意識が向くのか守備戦術は高くない。神奈川:桐光学園との試合でもいくつかのピンチがあったけど、桐光学園はお世辞にも多彩な攻撃のできるチームではなく、堅守速攻型のチーム。その桐光学園に決定的チャンスを提供してしまうのだから、あまり強固な守備力はないのだろう。

実際、得点はFKのロングボールから生まれた。
大雨により神村の良さは消され、作陽は執拗にロングボールを送り込む。
神村の選手は非常に技術に優れ、体力も申し分なく良く走る。だが、体格はどの選手もかなり小さい。この雨では攻撃力はどうしても発揮しづらい。特にショートパスを繋いで圧倒的な個人技や個々のスピードを活かして相手を凌駕するスタイルとあれば、あの大雨はさぞ辛かったに違いない。素晴らしいチームだったので、残念だったがそこはコンディションに合わせてサッカーを変えられる「作陽の幅」の勝利だったのかもしれない。


 盛岡商業 vs 八千代
コンディションは悪化の一途。
センターサークル付近なんて、ショートパスは一切禁止のような状態だった。
もうここまで降ると、どちらもサッカーなど選んでられないですね・・・。
田んぼでサッカーやってるようなもので、気持ちと慣れが物を言う。
正直、チャンスとしては八千代の方が上だったと思います。
しかし、雨に適したサッカーを展開していたのはどちらかというと盛岡商業。
けれど、どちらも前線のタレントが主力の攻撃型チーム。雨に適したサッカーがどうのこうの、というのは無駄な論理な気もする。それぐらい、ひどい雨だった。

最後は本当にあっけなく、八千代GKには本当に心の痛む結果だった。
けれど、あれは運もあるけど、半分は運じゃない。
その前のプレー全てが、雨を考えたプレーだったし、その結果として得たCKだった。そして、その雨のセオリーを破ることなく、あそこにCKを蹴った林を褒めるべきでしょう。雨はああいうことが起きるのです。特にGKというポジションは。

正直に言うと、神村 vs 八千代を見たかったので残念だったけど、盛岡商業も前線にタレントを揃えるし、作陽の組織サッカーにもかなりの興味があったのでそれはそれ(笑)

ワクワクしながら決勝を迎える僕なのでした。

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