センターサークルのその向こう-サッカー小説-

パブーでまとめ読み
  1. HOME
  2. 連載作品
  3. サッカーコラム
  4. 藤田俊哉引退。日本で一番だった選手。

サッカーコラム

藤田俊哉引退。日本で一番だった選手。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20120628/jle12062805030002-n1.html 

 J1磐田などで活躍した元日本代表MFで、昨季はJ2千葉でプレーした藤田俊哉(40)が27日、現役引退を表明した。7月3日に記者会見を開く予定。

 静岡県出身の藤田は清水商高、筑波大を経て1994年に磐田入り。3度のリーグ優勝などに貢献した。2001年にはJリーグ最優秀選手賞に輝き、ベストイレブンには3度選出された。

 03年にはオランダリーグのユトレヒトでプレー。日本復帰後はJ1名古屋やJ2熊本にも在籍し、昨季限りで千葉を退団していた。J1通算は419試合出場で100ゴール。日本代表では国際Aマッチ24試合出場で3得点を挙げた。


切ないですね。
名波を教祖と崇める自分にとって、そのパートナーだった藤田は、思い入れのある選手の一人です。

小野伸二も、中村俊輔も、中田英寿も、小笠原満男も、みんな好きでした。
中村憲剛も、本田圭佑も、遠藤保仁も、みんな好きです。
でも、藤田俊哉には、彼らにはない魅力があったんですよね。
何よりもその得点力。本田や中村俊輔にだって得点力はありますが、藤田の持つそれは異質のものだと思います。中盤の点取り屋といって差し支えないほどの得点感覚。いまもってJリーグのMFの通算得点記録としては藤田がNo.1です。

http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1data&g=j1_0&t=t_score&y=2012
 

信じられないですね。
身体が強いわけでもない、物凄くドリブルが上手いわけでもない、スピードがあるわけでもない、FKが上手いわけでもない、ミドルシュートが特別上手いわけでもない。そのスルスルっと抜けていく感覚、そして何よりも抜群のサッカーセンス。きっと、本当に「サッカーが上手い」というのは彼のような選手のことをいうのだと思います。

藤田に関しては以前にも書きました。

オシムサッカーを見ていると切なくなる。

最後に、藤田。
この人こそ、日本の宝の持ち腐れのまま現在に至ってしまった選手でしょう。いやあ、ほんと上手い。俊輔や小野のような、足元で球をこねて観客を沸かせるような選手ではない。でも、中盤で動き回り、狭い地域でも苦としないトラップ技術、そして中盤の密集地からスルスルっと抜けて、完璧なトラップからのゴール。年齢的な全盛期だったと思われる時に、代表にこの選手のポジションはなかった。そこには「ファンタジスタ型」の選手が一人入るだけで、他は職人達のポジションしかない。いまもって、この選手を世界に売れなかったのがとてつもなく悲しいです。走りながらのボールコントロールが本当にすばらしい。だから、密集地でも裏をかくプレーができるんでしょうね。森島や加藤望ほどの運動量はなかったけど、それでも日本人が愛してきた"ファンタジスタ"よりは数段上の心肺機能を持っていたと思います。


世が世なら、彼は 中盤の点取り屋として 日本代表でもっともっと活躍していたかもしれません。
それだけが、少し残念です。

藤田選手、お疲れ様でした。
素晴らしいプレーの数々、忘れません。
責任をもって語り継がせてもらいます。










最新エントリー







小説書いてます

同じカテゴリの最新エントリー

シェアする

更新情報はSNSで発信しています

Twitter

@kiyonaga_keiji

Facebookページ

センターサークルのその向こう―サッカー小説―Facebookページ

コメント