センターサークルのその向こう-サッカー小説-

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サッカー小説

第4話。

GKの山井 勝は飛び出しのタイミング、ガッツ、そして番長とも言える自信に溢れた人間性も含め紛れも無く新入生の中でも際立つ才能を持ったGKだ。

センターDFの二人、渡辺大紀と佐藤洋介の二人は小学校時代からコンビを組むカバーリングマンと当たり屋のセンターバックコンビ。
サイドDFの和田一樹と広山隆は守備に計算の立つ卒なくこなすタイプのサイドプレイヤだ。

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MFにはDF陣より一回り上のクラスの選手が集まっている。キャプテンシーに溢れひょうきんだがどこか周りの子達より大人びている関井宏和。フィジカルが強くしっかりと足元にボールを保持できる選手だ。
川崎翔は、フィジカルこそ弱いもののチーム1~2を誇るテクニックと豊富な運動量を持つ華麗な選手。
チームにアクセントをつけられる左利きの有馬幸人は、左のウイングもこなせるユーティリティプレイヤで、テクニックもある。

この関井、川崎、有馬は共に市選抜に選ばれていた選手だ。

このほかにも各チームでレギュラを張っていたであろう、パワー型の森田 司、地味だが黒子のようにボールを追える須山 慎吾、ムラさえ無くせば市選抜トリオにも張り合える萩野 健がいる。

FWにはこのチームにいることが奇跡とも言える林原 隆ノ介がいる。左利きのテクニシャンで瞬発力にも優れドリブル突破もお手のものの彼はなんと岡山県選抜というのだから大湊も驚いた。県選抜という逸材がなぜ松ノ瀬中に来たのかは、ご両親の転勤により藤沢市に越して来たが、まさか日本ジュニア選抜でも無いかぎり神奈川までその名が轟くわけもなく、名門校への入学は出来なかったという事情があった。


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