問題の本質がわかってない。
カーリング女子で「もぐもぐタイム」とか取り上げるメディアと視聴者が気持ち悪い
まとめました。 更新日:2月26日13時25分
この人たちの言うとおりにしてたらマイナースポーツは何も普及しない。人間の興味というのは有限で、そこにどう割り込むかというのが現実なのに、まっとうにカーリングの面白さを一から語って見るわけがない。
「自分たちはまともにスポーツを見ている層」みたいな顔をしながら、実は自分たちがそのスポーツにおいて最も邪魔な層だということに気づいていない。
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スピード一発でわかるスピードスケートや、スノーボードのように採点という数字でわかりやすくさらに短い時間で答えが出る者ならともかく、これだけ緻密で競技時間が長いものを1から説明したって誰も見ないだろう。
さらに、これがまだ「ぜんぜん関係ない容姿を褒めている」というならわかるが、そうではない。
もぐもぐタイムというのは一見すると外見的に見えるが、あれはハーフタイムというカーリング上とても重要な場面と、そこで20代の女の子たちがもぐもぐしながら話しているという"ギャップ"がウケているのであって、あれを「外見的なところしかみていない」と一刀両断するには無理がある。
むしろ逆に「もぐもぐタイム」という表現しか見ていない人のほうがよほど「外見的」だ。
「そだねー」も同じだ。
競技中にあれだけ選手の会話が聞こえるスポーツも珍しい。というか他に見たことが無い。そして競技中にも関わらずやりとりがほほえましいというそのギャップがウケていて、これも「外見的」と切り捨てるのはやりすぎだろう。
そうでなければ「じゃあ20代の女の子が雑談してりゃなんでもいいのかい」という話になる。そうではなく、カーリング女子代表の「チーム感」が反映されている面があるからこその話で、競技に密接に絡んでいる。バレーボールのジャニーズとか佐川男子と一緒にするのは違うだろう。
問題の本質は、彼女たちやその周囲にいるカーリングの人々がこれまで一生懸命積み上げてきた、その上澄みだけをとってマスメディアが美味しいところだけ持って行ってること。そしてさらに美味しいところをとろうと、メディア出演を強く要求して、あろうことか選手たちの競技時間を削らせる方向に行こうとしてることだ。
要するに、マスコミのやっていることがちゃんと彼女たち、選手たちのためになっているかどうかが問題の本質であるべきなのに、ただゴリ押しするから、表面的な部分を出すからというだけで批判するのは、ただの小うるさい姑と変わらない。
「本人の好き嫌いなんだから勝手だろう」というならば、それはそのとおりだ。
しかし、好き嫌いの範疇のものをまるで「だからマスコミやそれで盛り上がる人たちは間違っていて、「キモイ」というのは違う。それを言うならば、選手たちやそのスポーツのことをまるで考えずに「キモイ」なんていう方がよほど気持ち悪い。
まっとうな大人として発言するのであれば「それの何が問題なんだっけ?」ということをきちんと論点にすえて意見を発しないと、「ワタシは嫁のあれが気に食わない」と言ってるのと変わらない。
マスコミに対する似たようなことは下記でも書いてます。
民放のサッカー日本代表戦中継は禁止で。
いやほんと我ながら暴論にもほどがあると思う。思うが、でも、割と本気でそう思ってい...
小説書いてます
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