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サッカーコラム

EURO2020で輝くのはやはりムバッペか。

日本代表は来年1月にアジアカップを控えているわけだが、その翌年にはその欧州版となるEURO2020が控えている。

まだ2年も先であり、各国の代表メンバーすら大きく変わる可能性があるわけだが、しかしこの大会でスターが生まれたり、その地位を確固たるものにする選手が出るのもまた事実だ。

たとえば、かのジネディーヌ・ジダンは98年W杯優勝により全世界にその力をアピールしたわけだが、その2年後のEURO2000で覇権を取ることによって、"レ・ブルー"とともに世界最強の名を欲しいままにすることになる。

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この大会で大きいのはやはり(当然だが)欧州勢しかいないことだろう。

スター選手の排出国であるブラジルやアルゼンチンがいないのだ。

簡単に言えば、「メッシがいない」。

そうなると、必然的に注目が分散せず欧州の新スターが脚光を浴びやすくなり、そこで地位を確立することになる。

そうなると、現時点で最も大会のスターに近いのはムバッペだろうか。

もちろんクリスティアーノ・ロナウドもいるのだが、すでに33歳で2020年には35歳になる。選手としては晩年と言って差し支えない年齢で、さすがに多少の衰えが始まっていても何らおかしいことではない。

そこへくると、ムバッペはまだ20歳(!)で、大会時は22歳とまさに圧倒的な上り調子に入る頃だ。

メッシやクリスティアーノ・ロナウドと違い、久しぶりにあらわれた純粋なFW型ストライカーはその性質上、プレーでの記憶だけでなく得点王という"記録"に名を残す可能性も高い。

さらに、直前のW杯で優勝した国がその後のEUROで好成績をおさめるというのも非常に高確率で起きており、この面からも躍進が期待できる。

移籍がうわさされているものの、現在所属するパリサンジェルマンにはネイマールという世界屈指の相棒もいるため、ここでも環境に不足はない。

プレースタイル的にもコンディションさえ整えば間違いなくDFの脅威になることも踏まえれば、おそらく(2年も前で気の早すぎる話だが)EURO2020はムバッペの大会になるのではないか。

そしてその後の2022W杯につながり、ここでまだ24歳。

ブラジルのロナウド以来、久々の全世界的な怪物FWがきっと誕生する。

そのプロローグが、いまUEFAネーションズリーグで始まっていると考えれば、もう今から目が離せないはずだ。

EURO2020情報はこちら


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